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◇3話◇
──拝殿
独神
「キンシロウ、お願い!
ゴエモンとサイゾウを少し見てもらえる?」
キンシロウ
「そりゃお上の頼みなら喜んで!
にしてもゴエモンとサイゾウか……これは事件だな」
独神
「事件かどうかはまだ判らないのだけれど、
なんだかモモチタンバを認めさせてやるんだって、
妙に元気だったから、少し心配で……」
キンシロウ
「安心しなって。お上を悲しませるようなこと、
このキンシロウ様の目の黒いうちにゃ絶対させねえよ」
独神
「ごめんね。でも見回りのついでとか、その程度で良いからね。
二人も事前に私に声をかけてくれたわけだから、大丈夫と思……思……」
キンシロウ
「思ってねえんだな。
まあいいさ。俺が出張る事がなけりゃそれに越したことはねえ。
ちょっくらいってくる」
独神
「ありがとう。いってらっしゃい」
──外
キンシロウ
「お上に声をかけてもらったは良いが……。
ゴエモンだけでなく、サイゾウってのが気になる。
あの二人は組む程仲が良かったのか?」
エンエンラ
「難しい顔をしてどうかした?」
キンシロウ
「実は(説明中)」
エンエンラ
「それは……火事の予感がするね」
キンシロウ
「お上には悪いが、普通泥棒と爆炎とくりゃ、
火事場泥棒が真っ先に思いついちまってな……」
エンエンラ
「カマドだけでも手を焼いているのに、二人も追加なんて。
こうしちゃいられない。私は暫く町の方に滞在するよ」
キンシロウ
「すまねえ。もし二人の狙いが判ったら連絡する」
──エンエンラが去って
キンシロウ
「ゴエモンも所詮ただの悪党。……だが、その一言で片づけていい程浅い馬鹿でもねえ。
頼むぜ……。お上の信頼を裏切らねえでくれよ……」
──二人の話し合いの続き
サイゾウ
「よし! 作戦は決まったな!」
ゴエモン
「おうよ。ま、作戦ってほどの事でもねぇが」
サイゾウ
「俺とゴエモン、お互いの得意をぶつける!!」
ゴエモン
「オマエが爆炎しまくってる間に、オレ様が盗る」
サイゾウ
「「火事場泥棒作戦!!!!」」
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