五周年「捏造」祭事

◇3話◇

──拝殿


独神
「キンシロウ、お願い!
 ゴエモンとサイゾウを少し見てもらえる?」

キンシロウ
「そりゃおかみの頼みなら喜んで!
 にしてもゴエモンとサイゾウか……これは事件だな」

独神
「事件かどうかはまだ判らないのだけれど、
 なんだかモモチタンバを認めさせてやるんだって、
 妙に元気だったから、少し心配で……」

キンシロウ
「安心しなって。おかみを悲しませるようなこと、
 このキンシロウ様の目の黒いうちにゃ絶対させねえよ」

独神
「ごめんね。でも見回りのついでとか、その程度で良いからね。
 二人も事前に私に声をかけてくれたわけだから、大丈夫と思……思……」

キンシロウ
「思ってねえんだな。
 まあいいさ。俺が出張る事がなけりゃそれに越したことはねえ。
 ちょっくらいってくる」

独神
「ありがとう。いってらっしゃい」


──外


キンシロウ
「おかみに声をかけてもらったは良いが……。
 ゴエモンだけでなく、サイゾウってのが気になる。
 あの二人は組む程仲が良かったのか?」

エンエンラ
「難しい顔をしてどうかした?」

キンシロウ
「実は(説明中)」

エンエンラ
「それは……火事の予感がするね」

キンシロウ
「おかみには悪いが、普通泥棒と爆炎とくりゃ、
 火事場泥棒が真っ先に思いついちまってな……」

エンエンラ
「カマドだけでも手を焼いているのに、二人も追加なんて。
 こうしちゃいられない。私は暫く町の方に滞在するよ」

キンシロウ
「すまねえ。もし二人の狙いが判ったら連絡する」


──エンエンラが去って


キンシロウ
「ゴエモンも所詮ただの悪党。……だが、その一言で片づけていい程浅い馬鹿でもねえ。
 頼むぜ……。おかみの信頼を裏切らねえでくれよ……」


──二人の話し合いの続き


サイゾウ
「よし! 作戦は決まったな!」

ゴエモン
「おうよ。ま、作戦ってほどの事でもねぇが」

サイゾウ
「俺とゴエモン、お互いの得意をぶつける!!」

ゴエモン
「オマエが爆炎しまくってる間に、オレ様が盗る」

サイゾウ
「「火事場泥棒作戦!!!!」」

送信中です

×

※コメントは最大1000文字、5回まで送信できます

送信中です送信しました!
1 2 3 4 5