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◇2話◇
──拝殿
独神
「え!? ……ねぇ、それって危なくない?
私は忍の世界をよく知らないけれど、あなたたちやモモチタンバが怪我をするのは認められないわ」
ゴエモン・サイゾウ
「「危なくない!!」」
独神
「……本当?」
ゴエモン・サイゾウ
「「嘘じゃねぇ!!」」
独神
「ならどうぞ。
モモチタンバには暫く休むよう言いつけてあるから、丁度いいと思うわ」
サイゾウ
「さっすがお頭! やっぱり最高だな!」
ゴエモン
「オレ様のお頭は抜かりないねぇ。流石だぜ!」
独神
「(別に二人の用件とは全くの無関係なのだけれど……)」
──少し前
ゴエモン
「……盗むぞ」
サイゾウ
「はぁああ!? 結局テメェの趣味じゃねぇかよ!」
ゴエモン
「まあよく聞け。
オマエの言うように、師匠を一発ブッ飛ばすとする。
……それで、悲しむのは誰だ?」
サイゾウ
「師匠がやられて泣く奴……?
ンなのいるわけ……………っ!」
ゴエモン
「そう。お頭よ」
サイゾウ
「確かに……。
お頭は心の綺麗な方だから、悲しんで泣いちまうかもしれねぇ……。
他の奴らなら泣いて喜ぶだろうに」
ゴエモン
「……オマエ、師匠に対してひでーな」
サイゾウ
「忍は恨まれることを喜べって、師匠言ってただろ?」
ゴエモン
「(師匠の価値観、理解不能なんだよな……)」
サイゾウ
「ゴエモンだってそうだろ? 泥棒は騒がれてナンボじゃねぇか」
ゴエモン
「そりゃあ、世の老若男女にきゃきゃー言われるのが大泥棒ってモンよ!
良いぞ……逃げるオレ様を見上げて大衆に叫ばれるのは」
サイゾウ
「(泥棒ってもっと静かなもんじゃねぇの?)」
ゴエモン
「とにかく。師匠には切った張ったも毒も使えねぇ」
サイゾウ
「毒は元々無理だろ。フグ生で食ってんの見たぜ」
ゴエモン
「ただの例えだっつの。
つまりは忍の技じゃ師匠に一泡吹かせられねぇ。お頭を泣かせちまうからな」
サイゾウ
「だから盗むって?
けどよー、俺盗むってやっぱ好きになれねぇンだわ。地味だし」
ゴエモン
「そりゃオマエが素人だからだ。
だからオマエに盗む理由をやる」
サイゾウ
「理由ぅ? 悪ぃけど、簡単にはのせられねぇよ」
ゴエモン
「────が、──────って」
サイゾウ
「おっしゃああ!!
さっさと行こうぜ! ゴエモン!」
ゴエモン
「(いくらなんでもチョロすぎんだろ……)」
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